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薛 珠麗(せつ しゅれい)のブログ
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# the PLAY/GROUND vol.0『背信|ブルールーム』稽古2日め。
the PLAY/GROUND vol.0『背信|ブルールーム』のうち、
わたしが演出する『ブルールーム』チームの稽古2日め。

引き続き、場面や人物についてのディスカッションが続きます。
今日は1日の最後に、次のステップにも着手しました。

5人ずつ、計10人の男女が入れ替わり立ち替わり
深く濃密に出逢ってゆく、この『ブルールーム』という戯曲。
どの俳優にも、いわゆる【相手役】が2人ずつ、いるのです。
お互いに垣根があってはお話にならない戯曲なので、今日はその
垣根を低くしていくための最初の一歩。

とっても秘めやかな、ときめくような。
ちょっとどきどき、しちゃうような。
それでいてとっても軽やかで、そしてあったかい時間が、流れました。

戯曲に書き込まれた抉られるようなヒリヒリと共に、
そんな息吹も感じられるような‥‥
そんな芝居にしたいな、と思っています。

今日は撮影をしてくださる福島奈津子さんも見学に来てくださいました。
カメラを向けるためでなく、プロセスを知るために‥‥と足を運んで
くださるフォトグラファー。何て素敵なんだ!

それぞれがそれぞれの課題に向き合いつつ、
大きな意味で、一つの方向を向いています。


キャストによるリレーブログが始まっています。よろしかったら!

詳細は PLAY/GROUND Creation へどうぞ。



*****


the PLAY/GROUND vol.0『背信 | ブルールーム』

2016/1/7(木)〜1/10(日)
シアター風姿花伝(〒161-0032 新宿区中落合2-1-10)

■ CAST/PLAYERS

『背信』
 ジェリー  森尻 斗南
 エマ    松本 みゆき
 ロバート  芦塚 諒洋
 ウェイター 坂本 なぎ

『ブルールーム』ver.A
 若い女     依田 玲奈
 タクシー運転手 菅原 優
 オーペア    渋谷 采郁
 学生      石綿 大夢
 人妻      西村 順子
 政治家     西本 泰輔
 モデル     灘波 愛
 劇作家     近藤 隼
 女優      森下 まひろ
 貴族      斉藤 直樹

『ブルールーム』ver.B
 若い女     えみりーゆうな
 タクシー運転手 内山 拓磨
 オーペア    竹下 澄夏
 学生      西原 信裕
 人妻      柴田 和美
 政治家     谷畑 聡
 モデル     佐々木 美奈
 劇作家     井上 裕朗
 女優      都築 香弥子
 貴族      藤尾 姦太郎

『ブルールーム』ver.C
 若い女     山脇 唯
 タクシー運転手 稲垣 干城
 オーペア    五十嵐 優
 学生      杉森 裕樹
 人妻      北見 有理
 政治家     三嶋 義信
 モデル     佐度 那津季
 劇作家     堀 雄貴
 女優      都築 香弥子
 貴族      井上 裕朗

 演奏      後藤 浩明

■ STAFF/PLAYERS

『背信』
  作     ハロルド・ピンター
  翻訳・演出 井上 裕朗
  翻訳協力  薛 珠麗

『ブルールーム』
  作     デヴィッド・ヘアー
  翻訳・演出 薛 珠麗
  翻訳協力  井上 裕朗

 美術    宇野 奈津子
 照明    松本 大介
 照明操作  中西 美樹
 衣裳    小林 巨和
 音楽    後藤 浩明
 音響    佐藤 こうじ
 音響操作  反町 瑞穂
 舞台監督  鳥養 友美

 宣伝美術  藤尾 姦太郎
 記録写真  福島 奈津子
 企画協力  シアター風姿花伝

■ SCHEDULE

1/7(木)
12:00『ブルールーム』ver.A
15:30『ブルールーム』ver.B
19:00『背信』

1/8(金)
12:00『ブルールーム』ver.C
15:30『ブルールーム』ver.A
19:00『ブルールーム』ver.B

1/9(土)
11:00『背信』
14:30『ブルールーム』ver.C
18:00『ブルールーム』ver.A

1/10(日)
11:00『ブルールーム』ver.B
14:30『ブルールーム』ver.C

■ TICKET
一般   2500円(前売・当日ともに)
U-20   1000円(20才以下・要ID)

 ※ 全席自由・1ドリンク付
 ※ 全て当日精算でお願い致します。
 ※ 開場は開演の30分前を予定しています。
 ※ 幼児・小学生の入場はご遠慮頂きます。
 ※ 上演時間は『背信』1時間50分『ブルールーム』2時間10分 を予定しています。

■ チケット予約
直接ご連絡頂くか、
http://ticket.corich.jp/apply/70028/002/
からご予約ください。
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| comments(1) | - | 02:08 | category: the PLAY/GROUND vol.0 |
# the PLAY/GROUND vol.0『背信|ブルールーム』始動。
the PLAY/GROUND vol.0『背信|ブルールーム』。

11月30日に行われた顔合わせ&第1回本読みに続き、
12月2日は『背信』『ブルールーム』それぞれのチームに分かれての稽古、
第1回めでした。

一日の最初には美術の宇野奈津子さんから美術のプレゼンがありました。

奇しくも14年前の『ブルールーム』日本初演の時に初めて出会ったウノは
苦楽を共にし志を一つにする大切な仲間の一人で、実はわたしのアートの師匠でも
あったりします(マイ最愛の人=伊藤若冲と出会わせてくれた人!)
が、それよりも何よりもわたしは、宇野奈津子という才能に惚れ抜いています!
作品を見抜く鋭い眼差しと、そこに咲くシャープで絢爛たる世界が、大好き!!
今回、彼女の冴え渡るデザインが、大好きなシアター風姿花伝で炸裂すると
思うと‥‥そしてそれを、共に築けると思うと。身が引き締まりますし、
観客の皆さんに届けられることに大きな喜びを感じます。

作品世界を全員で共有した後、改めて、戯曲を読み、内容についての
ディスカッションをしました。

まだ2日めですが、カンパニーとこうして旅に出発し、とにかく感じるのは‥‥
この作品に関わる全員が、まるでもう、それぞれの体の芯から発光するみたいな
熱を、発しているということです。
そしてそれがそのまま真剣さ、切実さとなり、お互いがその真剣さ、切実さで
がっぷり四つに向き合うことによって、お互いからとてつもないチカラを
引き出すのではないか‥‥そんな予感がします。

その証拠に、14年前の『ブルールーム』日本初演時時と、ずいぶん違う
印象の戯曲になりつつあるように思います。

果たしてどこまでいくのか‥‥年明けのシアター風姿花伝で目撃して
いただけたら、幸いです。

キャストによるリレーブログが始まっています。よろしかったら!


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| comments(0) | - | 02:11 | category: the PLAY/GROUND vol.0 |
# 公演のお知らせ___the PLAY/GROUND vol.0『背信|ブルールーム』
薛 珠麗、久々の演出作品のご案内です!

2015年4月〜5月にワークショップを開催していただいた
シアター風姿花伝の企画協力で

2015年9月〜10月のワークショップで使用した戯曲
『ブルールーム』を

2015年8月、10日間限定の【俳優】として挑戦した戯曲
『背信』と交互上演で

2015年の夏〜秋の日々、ずっと立ち上げに関わってきた
PLAY/GROUND Creation の企画・製作のもと

‥‥演出します。

新年は明けているとはいえ、まさに!2015年の総決算。

実は14年前の日本初演時、翻訳/演出家アシスタント/通訳を
務めた『ブルールーム』という戯曲。
男女5人ずつ、10人の人物たちがしのぎを削る10の愛の場面は
日本初演では内野聖陽さんと秋山菜津子さんがそれぞれに1人5役で
演じましたが、今回は10人で10人を演じます。
それを何と、トリプルキャスト‥‥!!!

それぞれの個性と魅力が炸裂する、3チーム。
全チームご覧になれば、『ブルールーム』という戯曲の力
(作家デヴィッド・ヘアーは、ナショナルシアター・ライブで
話題になった『スカイライト』の作家です)
そして俳優という素晴らしい存在の力もまた、目の当たりに
していただけるのでは‥‥と思います。

また『背信』は、ブログに詳しく綴れていないのですが、8月に
10日間限定で俳優の活動をした際に挑戦した戯曲です。
女と、その夫と、その親友。3人の男女による、愛の闘いの物語。
エマという人物と格闘したあの日々以来、3か月‥‥未だに悪夢のように、
作品世界が取り憑いて離れません。この恐ろしい戯曲に、
是非、多くの方に取り憑かれていただきたいです。

新年早々、愛と演劇の泥沼、情念のジャングルで、
迷子になってみませんか。









◉公演詳細

the PLAY/GROUND vol.0『背信|ブルールーム』
〜actors’ PLEASURE/GROUND 2015-16〜


2016/1/7(THU)〜1/10(SUN)
シアター風姿花伝



++++++++++

SCHEDULE

2016年
1月7日(木)

12:00「ブルールーム」ver.A
15:30「ブルールーム」ver.B
19:00「背信」

1月8日(金)
12:00「ブルールーム」ver.C
15:30「ブルールーム」ver.A
19:00「ブルールーム」ver.B

1月9日(土)
11:00「背信」
14:30「ブルールーム」ver.C
18:00「ブルールーム」ver.A

1月10日(日)
11:00「ブルールーム」ver.B
14:30「ブルールーム」ver.C

※上演時間(予定)
「背信」1時間50分
「ブルールーム」2時間10分


++++++++++

CAST / PLAYERS

『背信』


ジェリー     森尻 斗南
エマ       松本 みゆき
ロバート     芦塚 諒洋
ウェイター    坂本 なぎ

『ブルールーム』ver.A

若い女      依田 玲奈
タクシー運転手  菅原 優
オーペア     渋谷 采郁
学生       石綿 大夢
人妻       西村 順子
政治家      西本 泰輔  
モデル      灘波 愛
劇作家      近藤 隼
女優       森下 まひろ
貴族       斉藤 直樹

『ブルールーム』 ver.B

若い女      えみりーゆうな
タクシー運転手  内山 拓磨  
オーペア     竹下 澄夏
学生       西原 信裕
人妻       柴田 和美
政治家      谷畑 聡  
モデル      佐々木 美奈
劇作家      井上 裕朗
女優       都築 香弥子 
貴族       藤尾 姦太郎

『ブルールーム』 ver.C

若い女      山脇 唯
タクシー運転手  稲垣 干城
オーペア     五十嵐 優
学生       杉森 裕樹
人妻       北見 有理
政治家      三嶋 義信
モデル      佐度 那津季  
劇作家      堀 雄貴
女優       都築 香弥子  
貴族       井上 裕朗

演奏       後藤 浩明

++++++++++

STAFF / PLAYERS

『背信』
作     ハロルド・ピンター
翻訳・演出 井上 裕朗  
翻訳協力  薛 珠麗

『ブルールーム』
作     デヴィッド・ヘアー
翻訳・演出 薛 珠麗
翻訳協力  井上 裕朗 

美術       宇野 奈津子
照明       松本 大介
衣裳       小林 巨和
音楽       後藤 浩明
音響       佐藤 こうじ
舞台監督     鳥養 友美

宣伝美術     藤尾 姦太郎
記録写真     福島 奈津子
企画協力     シアター風姿花伝
企画・製作    PLAY/GROUND Creation
管理人      井上 裕朗


++++++++++

ACCESS


シアター風姿花伝
東京都新宿区中落合2-1-10


※ 電車
 JR山手線「目白駅」より徒歩18分
 西武池袋線「椎名町駅」より徒歩8分
 西武新宿線「下落合駅」より徒歩10分
 都営大江戸線「落合南長崎駅」より徒歩12分

※ バス
 目白駅前から
  都営バス「練馬車庫前」行き
      「江古田2丁目」行き
  西武バス「新宿駅西口」行き
 4つ目の停留所「目白5丁目」で下車、
 進行方向へ徒歩30秒


++++++++++

TICKET

一般 2500円(前売・当日ともに)
U-20 1000円(20才以下・要ID)

(全席自由・1ドリンク付)

※全て当日精算でお願い致します。
※開場は開演の30分前を予定しています。
※幼児・小学生の入場はご遠慮頂きます。

チケットお申し込みページ:
URL:http://ticket.corich.jp/apply/70028/002/
(PLAY/GROUND Creation からメールでお申し込み
いただくこともできますが、こちらからご予約いただきますと
わたしが把握することが出来、公演当日まで「◯◯さまが
何日の ver.◯ をご覧くださる!」とわくわくできますので、
よろしければ、こちらからお申し込みくださいませ‥‥)

++++++++++

INFORMATION

詳細は PLAY/GROUND Creation のサイトをご覧ください。
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| comments(0) | - | 23:23 | category: PLAY |
# 今の日本で考える。
今の日本について考えていること、書きました。

ちょっと殴り書きかもしれませんが、正直な考えです。




薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)



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| comments(0) | - | 02:43 | category: |
# ワークショップ開催のお知らせ / actors' playground 4th / 5th, w/ 薛 珠麗) (追記あり)
9月16日追記:

下記ワークショップは募集を締め切らせて頂きました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!
4th のB参加(見学)のみ、男女問わず、全日参加可能でなくとも、
引き続きご応募いただけます。

______________________________________



9月12日追記:

女性からのご応募は締め切らせて頂きました。
たくさんのご応募、ありがとうございます!
男性の方は引き続き9月15日までお申し込みを受け付ける予定です。
どうぞよろしくお願い致します。

______________________________________



8月30日追記:

下記のワークショップ、ご応募多数のため、2回に分けて開催することになりました!

______________________________________

今年の春、シアター風姿花伝さん主催で俳優のためのワークショップを開催しました。

2015年4月〜5月 開催
シアター風姿花伝さん主催による『俳優のためのシーンスタディ ワークショップ
開催/参加募集の告知
稽古場の公開の告知
終了後のまとめ

それに引き続き、しかし装いも新たに、俳優のためのワークショップを開催します。

今回は、昔からの演劇仲間である俳優=井上裕朗さんが中心になって運営している
『actors' playground』でのワークショップです。

actors' playground
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井上さんは、我が古巣=tpt(シアタープロジェクト・東京)でたくさんの
かけがえのない時間を共にした仲間です。
そして、春のシアター風姿花伝さん主催のワークショップにも俳優としてご参加
くださいました。

そんな彼が6月から始めたワークショップ(的なもの)、俳優のための遊び場である
actors' playground の第1回にわたしは見学に行き、「俳優だけが集まる場」という
ものに、様々な意味で衝撃を受けてしまったのです。

演劇を始めて21年、ひょっとしてわたしはなぁんにもわかっていなかったんじゃないか!
恐怖と焦燥と、そして今まで知らなかった世界への、期待と興奮。

早速第2回があるというので、しかも今度は演出家にも門戸を開くというので、
演技経験がゼロにも関わらず、後先考えずに応募。
人生で最も濃厚かもしれない5日間を過ごすだけでは飽き足らず、続けて
開催されたリピーター向けのワークショップ(的なもの)にも連続で参加した
ため、気づけばわたしは、2015年8月という時間を完全に actors' playground に
捧げていました。
(そこでの体験を書き留めたら約12万字という長さになりました!抜粋/編集
したのち、ここでも公開したいと思います。非常に刺激的な体験でした!)

ワークショップ参加者としての体験を踏まえ、その同じ場で、今度はわたし自身が
ナビゲートを務めます!

_______________________________________

『actors' playground 4th / 5th, w/ 薛 珠麗』

◼日程:
4th:2015年 9月30日(水)〜10月 5日(月)
5th:2015年10月 8日(木)〜10月13日(火) いずれも計6日間
◼時間: 13:00〜20:00 (延長の可能性あり)
◼場所: 都内某スタジオ(山手線より西に電車で10分ほどのところ)
◼参加費: (A参加) 14000円/(B参加) 10000円 (スタジオ代、その他諸経費含む)


◼応募資格:俳優

その他の情報や、開催にあたっての主催者の考えなど、詳細は
こちらへどうぞ!

_______________________________________

色々と初めてだった春のワークショップに比べると、より実践的で具体的に
変化した内容になると思います。

どうぞ、奮ってご応募くださいませ!


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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| comments(0) | - | 22:38 | category: WORKSHOPS |
# 女性誌『クロワッサン』掲載のお知らせ
雑誌掲載のお知らせです。

2年前には「『レ・ミゼラブル』トリビア」というページを
見開き&顔写真付きで掲載していただきました女性誌
『クロワッサン』の6月10日発売号に、とある映画の
レビューを書きました。

演劇に造詣の深い担当編集者の方が「是非薛さんに!」と
仰ってくださった映画です。
何しろわたしは普段それほど映画を見る方ではないので、
「何故わたしに映画のレビューのお話が?」と少しだけ
戸惑いがあったのですが、試写を見て、納得しました。
非常に具体的に、わたしでないと書けない内容を書いたと
思います。

10年くらい前からわたしの活動をご存知、という方には
特にお分かり戴ける‥‥懐かしんで戴けるのではないかと思います。

是非お手にとってご覧くださいませ!

追伸:今回はわたしの写真はありませんのでご安心ください!笑


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)

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# 礒沼祥子さん『dan dan』展



生まれて初めて、モデルになった人物が(2人を除いて)
全員知り合い!という個展にお邪魔した。
礒沼祥子さん。舞台美術家で、わたしの一番古い演劇仲間である
礒沼陽子ちゃんのお母さまだ。

わたしの古巣=tptを中心とした演劇界と、そして礒沼家の
皆さんが、精緻で優しい風合いの創作人形で再現されている。
わたしの2人の演出家の師匠も、朝倉摂先生も、ボスも、
tpt旗揚げ当時の皆さんと共に、勢揃いして微笑んでいる。
その真ん中に陽子ちゃん。

tptが初年度に開催した初めてのワークショップの時の
皆さんの姿を再現されたそうで、まさしくそのワークショップに
参加したわたしはそこから演劇界に足を踏み入れたし、その時の
写真も手元にある。翌年にはわたしもtptに参加した。
そしてこの時にわたしは陽子ちゃんに声をかけて、友達になった
のだ。陽子ちゃんはわたしにとって最初の、演劇仲間である。

わたしの人形はないけれど、同じ世界に、確かにいたんだなぁ。

もう、それぞれの人形が着ている服まで覚えている!
ボスが着ている『蜘蛛女のキス』のTシャツや、朝倉先生が
着ているTPT(当時)Tシャツなどは、わたしも今も持っている。

陽子ちゃんが作業着代わりに着ていたブラウスにも、人形さんで
再会できた。本当に、懐かしい。
会場にいらしたお姉さまによれば「本気の時の」服装だったとのこと。
陽子ちゃんはいつも本気だった。真剣だった。
稽古場でいつもこのブラウスだったのは、そういうわけだったのか。

礒沼さんにお話を伺うと、皆さん時間差で足を運んでいる
とのことだ。いつもカンパニーの真ん中にいた陽子ちゃんは、
今もみんなを結びつけている。

7点ほどだろうか。礒沼陽子ちゃんが手がけた舞台の写真も
展示されているし、きりん画家という一面も持っていた
陽子ちゃんの巨大なきりん絵も展示されている。

‥‥今よりちょっぴり若いデヴィッド・ルヴォーもいます。笑

銀座幸伸ギャラリーにて31日まで。是非。

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# 扇田昭彦さん
ミュージカルに興味を持ち始めて最初にしたことは、
オリジナル・キャスト・アルバムを買い集めること、
そして雑誌や新聞の記事を片っぱしから遡って読み漁り、
集めまくることだった。

程なくストレートプレイにも夢中になったわたしは、
やはり雑誌や新聞の記事を片っぱしから遡って読み漁った。
学生だったので、図書館に通い、演劇雑誌は軒並み棚から
ごっそり出してきて(授業にも出ず)読んで読んで読みまくった。

書店に行けば、もちろん演劇コーナー。
毎日通っても毎日新刊が出ているわけではないのに、
やっぱり毎日通って、立ち読みして吟味して、厳選したものを
連れて帰る。

インターネットが日常のものになる、何年も前のことだ。

【お芝居】と【ミュージカル】、両方を大好きになって
最初に知ったのは、両方を分け隔てなく取り上げ、
明晰な眼差しで見つめる、ある演劇評論家の存在だった。

当時は月刊だった『ミュージカル』誌には氏のレビューが毎号
必ず載っていた。
当時自宅でとっていた日本経済新聞も文化欄は充実していたが、
劇評については朝日新聞も合わせてチェックしなければ
十分とは言えないのだった。そしてそこにも、氏の劇評がいつも
掲載されていた。
著作に関しては1994年に著された『ビバ!ミュージカル!』が
わたしにとっては大切な1冊だ。「ミュージカルの時代が来た」と
書かれた 金色の帯といい、心躍るミュージカル愛に満ちている
中にも、氏らしい俯瞰の眼差しが貫かれていて、その時点での
日本のミュージカルの位置をしかと確かめられる1冊になって
おり、手放せない。

とにかく、わたしの人生が劇場と関わり始めてからずっと、
氏のお名前はいつも観客の一番近くにあった。フェアで硬質、
明晰でいて、しなやかな愛に溢れた、文章と共に。

演劇の世界で仕事をするようになってからは、インタビュアーと
通訳という立場で、何度も何度も、ご一緒する機会が持てた。
光栄なことだ。
青年のような真っ直ぐな、そして好奇心に煌めくような眼差しと、
他に見たことがないような清潔さ漂う佇まいがわたしは大好きで、
ご一緒する時はいつも嬉しかった。
氏の方も、わたしの師匠の言葉の一つ一つに、いつもとても
楽しそうに嬉しそうに、そしてちょっとはにかんだように、
耳を傾けていらした記憶がある。
ノートの上をペンがどんどん走ってゆく、そのスピードが、氏の
興奮のバロメーターのようだな、といつも思った記憶がある。

忘れ難いのは、1994年にわたしの古巣=tptで上演した
『ヘッダ・ガブラー』に書いてくださった劇評だ。(朝日新聞
1994年5月17日夕刊掲載)何だか舞台の上に渦巻いた情念を
そのまま写し取ったような、凄みのある文章だった。
「これは‥‥!」と一同、強烈な手応えを感じた記憶が残っている。
わたしはボスに命じられ、劇評を英訳して、すぐに
ロンドンに帰国していた演出家にファックスした。
そしてその夜から、tptの事務所ではてきめんに、当日券の
問い合わせの電話が鳴り止まなくなった。
よく「作品がロングランするか否かを新聞の劇評が左右する
英米と違って、日本の新聞に載る劇評は作品の運命を決めるほどの
力は持っていない」と言われるし、実際にそうだとわたしも常日頃
から感じているが、やはり例外はあり、作品の力を根底から支える
ような、そんな劇評が、日本にもあるのだ。『ヘッダ・ガブラー』は
実は、わたしが生まれて初めて関わった演劇作品であった。
わたしはいきなり1本目で、作品を共に創るような、そんな劇評が
日本にはあるのだと、教えていただいたのだ。

2009年にわたしが小田島雄志翻訳戯曲賞の第1回目をいただいた
際は、何と氏が控え室まで案内してくださったり、授賞式の写真を
撮ってくださったりした。あまりに恐縮して緊張して、ろくなご挨拶も
できなかったような気がする。

他にも数え切れないほどの初日や、よそ様の舞台の客席で、氏とは
ご挨拶する機会があった。それなりにご挨拶していたが、きちんとした
お礼はついに一度もお伝えできないままに、いつもそこに、舞台と
そして観客と共に、いてくださった扇田昭彦さんという演劇評論家に、
ご挨拶することは二度と叶わなくなってしまった。新しい文章を拝見
することももう叶わない。

わたしの劇場との関わりの中で、扇田さんの存在は常に演劇と共にあり、
どうしても切り離しては考えられない。新しい作品はどんどん生まれる
のに、それを見つめる扇田さんの清澄な眼差しは、もうないなんて。

とにかく、感謝を。
伝えられないままに終わった、感謝を。

扇田さん!本当に、ありがとうございました。


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)

 
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# ワークショップ@シアター風姿花伝、無事に終了しました!


シアター風姿花伝さん主催の
【俳優のためのシーンスタディ ワークショップ】、
AB両日程、全て無事に終了しました!

シアター風姿花伝さんの
「俳優のためのワークショップを開催したい」と
わたしの「シアター風姿花伝で何かやってみたい」が
重なり、かつ劇場のスケジュールも奇跡的に合致し
開催が決まったこのワークショップ。

当初は日程=5月6日〜10日の5日間、
定員=14名ということで募集を開始しました。
内心「全然集まらなかったらどうしよう‥‥」と
心配していたのですが、蓋を開けてみると
嬉しいことにわたしたちの予想は大外れ!
定員の5倍以上という大きな反響をいただきました。
急きょ、やはり奇跡的に開催可能だった
4月30日〜5月4日の5日間という日程を追加して、
A日程B日程、計10日間のワークショップとなりました。
ご応募くださった皆さんの経歴に目を通すと
年齢層も演劇的バックグラウンドもお住いの地域も
非常にバリエーションに富んでおり、本当に多くの方が
今回の募集の段階でテーマとして掲げていた「翻訳劇」に
関して「より探求したい」という願いを持っているのだと
いうことが、もう、ひしひしと!伝わってきました。

テキストはわたしが選びました。
アメリカの劇作家テネシー・ウィリアムズの1946年の
短編戯曲、原題『27 Wagons Full of Cotton』です。
早川書房『テネシィ・ウィリアムズ一幕劇集(1966年)』に
『二十七台分の棉花(中田耕治訳)』として収録されている
戯曲ですが、わたしが新たに翻訳しました。
男と女のギリギリな状況での駆け引きが常に揺れ動きながらも
ダイナミックに展開するスリリングでエロティックな戯曲は
ワークショップのテキストとして使用するには少々ハードルが
高いかとも考えましたが、高いハードルに挑戦してこその
ワークショップではないか!と思い直して、決めました。

そうして始まったワークショップ。まずはA日程からでしたが、
シアター風姿花伝さんはワークショップの主催が初めてで、
わたしもこういった形でのワークショップは初めての部分も
多く、初めは手探りで進んでいきました。参加者の皆さんの
勇気と情熱という力を得て、最終日、一般に向けて稽古場を公開
した際には、全員のエネルギーが戯曲を通して火花を散らして
化学反応を起こすような、そんな状態へと全員が高まって
いけたのではないかと思います。

最終日にはA日程の参加者の皆さん、公開稽古にご参加いただいた
一般の皆さんからもご好評をいただき、「ここで見つかった
ワークショップの形を更に進化させよう」とB日程に臨んだ
わけですが‥‥「同じ戯曲、同じ場所、同じ人数なのに、人が違えば
こんなにも全てが違うのか!」と衝撃を受ける結果となりました。
当たり前といえば当たり前で、もちろんわたしたちもそのように
臨んだつもりだったのですが、何もかもがあまりに違うため
A日程で培ったものが何一つB日程では通用しない‥‥演劇とは
本当に生き物で、その生命を維持するための努力を一瞬も怠っては
ならぬのだと改めて痛感した次第です。

「俳優のためのシーンスタディ ワークショップ」と銘打った今回、
わたしたちは主に、それぞれの場面を色々なアプローチで
演じてみる、ということに取り組みました。テキストは主に
一組の男女が様々な手を使って互いに対して少しでも優位にあろうと
する、いわば主導権争い=パワーゲームですので、2人の間の
関係性を様々に捉えて試したり、主導権争い=パワーゲームに
おいて使う【手】を様々に捉えて試したり‥‥といったことです。
実際に場面を実践する俳優たちには、どの場面を、どの順番で
やることになるのか、時には誰と組むのかさえ、舞台に上げられる
その瞬間まで知らせませんでした。それを5日間、毎日です。
俳優たちは台本をしっかり読み込み、かつ特定の読み方に囚われず、
かつその時に組むことになった相手役から受け取る芝居や呼吸に
合わせて臨機応変に自分の演技や呼吸を変えていくことを、
求められたと思います。

わたしは演出家として「通常の公演に向けた稽古なら、少しずつ
取捨選択していく必要性が出てくるところ、ワークショップには
可能な限り広い捉え方をする自由がある」と考え、あえて
戯曲や場面や人物の本来の設定からは時にかなり距離のある
【課題】を俳優たちに投げてみたりもしました。

すると、どうでしょう。

テネシー・ウィリアムズが『ガラスの動物園』の翌年、かつ
『欲望という名の電車』の前の年に書いたこの戯曲には、そういった
いわば【飛躍】を全て受け止める器が、懐の深さが、ありました。

俳優たちもまた、想像もしていなかったカードを与えられても
台詞と相手と自分を信じて飛び込む柔軟性と軽やかな瞬発力と、
そして勇気を、見せてくれました。

結果的に、仮に本来の設定からからかなり離れたところから場面を
スタートしても、最終的には場面の、戯曲の、人物の、本質が
浮かび上がってくる__毎日が、その驚きの連続でした。

【正解】を探すより、たくさんの【問いかけ】を投げかけていく
ことの方が、本当の意味で【真実】に近づけるのかもしれない。
というより、【正解】なんてなくて、【真実】はいくつもあって、
それはその場に関わる全員で共に見つけたり、掘り出したり、
つくりだしていくもの。変わり続けていくもの。

そんなことを、演出席で毎日、考えていました。

それぞれの課題に向き合いながら大切なことを
身を以て互いに教え合った参加者の皆さんには、
どれだけ感謝しても足りません。
皆さんの勇気と繊細さと、そのひたむきな探求に乾杯!

また、5月4日と10日、2回の公開稽古にお付き合い
いただいた皆さん。5時間半もの長丁場、俳優たちの
探求に寄り添っていただき、本当にありがとうございました!

そして、シアター風姿花伝の支配人で女優で参加者でもある
那須佐代子さん。制作の中山大豪さん。
このようなワークショップを可能にしてくださり、
ありがとうございました!常々「ワークショップは
主催者の金儲けの手段にするべきでない」と考えてきた
わたしも驚いてしまうような破格の値段設定は、
「スケジュールさえ合えば誰でも参加できるように」という
シアター風姿花伝の考えと情熱によるものです。
また、稽古場でなく劇場を使わせていただいたことには
どれだけ感謝しても足りません!
通常、ワークショップというのは一般の稽古場や、公共施設の
会議室などで行われることも多いのです。
演劇の場として途轍もない力を持つシアター風姿花伝の
舞台の上で演劇の探求ができるなんて、こんな
贅沢なことがあるでしょうか!俳優たちの生身の体が、
呼吸が、言葉が、劇場ではやはり、研ぎ澄まされるのです。
その向こうにあるより深く大きな存在や、自分の生命の底まで
見つめさせられる。そんな力が、劇場には__とりわけ
シアター風姿花伝には、あるのです。
しかも今回、わたしたちがやっていた芝居に合わせて、
わざわざ茜色の明かりまで仕込んでいただきました。
いろんな意味で裸の状態で、劇的空間に存在する。
俳優にとって、そしてそれを観る者にとって、こんな贅沢な
ことはないと思います。ありがとうございました!

このワークショップは これから先の展開を特に決めて
開催したわけではありませんが、あの場に参加した全員の
「演劇にはもっと何かあるはずだ」という情熱を、この先へと
何らかの形で繋いでいけるよう、力を尽くしたいと思います。

あの演劇の場で出会えた一人一人が、演劇を探求する旅を
共に続けていく中で、再び出会い、更に豊かな演劇が
生み出されますように。生み出せますように。

ありがとうございました!



薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)


(敬称略)

 
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# 『薛 珠麗の俳優のためのワークショップ』@シアター風姿花伝 公開稽古のお知らせ
わたしの憧れの劇場であるシアター風姿花伝さんでやらせていただく
【俳優のためのシーンスタディ ワークショップ】ですが、先日、
参加募集が締め切られました。

予想も定員も大幅に超える反響に、もうびっくりしてしまいました。
「シアター風姿花伝さんの活動に近づいてみたい」
「翻訳劇は、もっともっと面白くできるはずだ」
そういう思いでいる方が、演劇界にはたくさん、いらっしゃるのだと。
そのように思います。

演劇を更に追求したい!高みを目指したい!という思いはもちろん
わたしも同じですので、それがますます熱く高まる場、時間に
できたら‥‥と考えています。

そんなワークショップ。
本当にご応募多数のため、2回に分けて開催するのですが、それぞれの
最終日を、一般公開することになりました。

といっても【発表】という考え方ではありません。
ワークショップのプロセスを、つまり稽古を、ご覧いただくということです。

完成した舞台を観客として楽しむのとはまた別の面白さに、
出会っていただけるのではないかと思います。
演劇を愛する皆さんに、演劇の一瞬一瞬が生み出される瞬間を、
目撃してみていただきたいです。

また、シアター風姿花伝という、小さいながらボルテージの高い演劇を
生み出す懐を持つ空間と、何の作品の色にも染められていない状態で
出会えるというのは、なかなか味わえない感覚だと思います。

詳細はシアター風姿花伝さんの公式ページに。

日時:
A: 5月 4日(祝)
B: 5月10日(日)

通し : 13時〜18時30分
前半 : 13時〜15時30分
後半 : 16時〜18時30分
※途中の入退場は15時30〜16時の休憩の間のみとさせて頂きます。

シアター風姿花伝でお待ちしております!


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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