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薛 珠麗(せつ しゅれい)のブログ
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# 『レディ・ベス』無事に終了しました。
もう10日前のお話になってしまいましたが、わたしの翻訳作品『レディ・ベス』が
全公演、無事に終了いたしました。

今年のわたしの誕生日にプレヴューの幕を開けてから、4月、5月と、帝国劇場。
それから1か月近くの中断の後、大阪の梅田芸術劇場、福岡の博多座、そして
名古屋の中日劇場と、約半年近くの旅でした。稽古から数えたら、7か月以上!
‥‥もっと言えば、わたしは昨年の春からずっと取り組んで来たので‥‥1年半に
なりますか。

帝国劇場の2組めの初日(一部ダブルキャストなので、初日も千秋楽も、2回ずつ
あるのです)の終演の1時間後には別の作品に入っていましたために、思うように
作品の成長を見届けることができず。「地方公演に顔を出そう」と目論むも、それも
叶わず。「でも後悔はしたくないっ!」ということで、名古屋でのラスト4ステージを
見届けるべく、大千秋楽の2日も前に乗り込む計画を立てたのでした。

‥‥すると、「1日早く名古屋に来られたら、打ち上げやるよ!」との連絡が‥‥!

‥‥行きましたとも!大千秋楽の3日も前に!!笑
‥‥ファンかっ!笑
‥‥ああそうとも、誰よりもな‥‥!!

実は、ラスト4ステージを観ないと、石丸幹二さんのアスカムが、観られない!
そしてラスト4ステージを観ると、アスカム先生以外のダブルキャストが、全て
2回ずつ観られる!
おまけに、ベスとロビンの組み合わせが、全部観られる‥‥!

7月に大阪公演に向けて行われた稽古に立ち会ってはいたものの、実際の舞台を
観るのは5月の帝国劇場ぶり。

それぞれのキャストが演じるそれぞれの人物の、それぞれの方向への、変化と歩み。
作品全体が、ひとつの声、ひとつのエネルギーとなって迸るような、勢い。

驚いたり学んだりしながら、そしてずーっと感動しながら、4ステージ、見届けました。
送り手であるわたしがこんなことを書いたらお叱りを受けてしまうかもしれませんが、
「そうか、こういうことだったのか」と新たに腑に落ちる部分も多々ありました。
「やっぱり、そうだったのか‥‥!」もたくさん、ありました。

この作品には豊かな未来があると、わたしは信じています。
作品の未来のためのメモを4ステージそれぞれの後に書き出していたら(だって、
次の回を観ちゃったら、記憶が上書きされちゃいますからね‥‥)おろしたての
ノートが半分以上、埋まりました。

最後の1ステージまで「より良い舞台に」というキャストの皆さんの情熱にも
ふれて‥‥本当に、色々なものをもらえた、名古屋での4日間でした。

演劇人としてもそうですし‥‥一人の人間、一人の女性としても、「今この作品、
この人物たちと出会えたのも、運命かもしれない」と思わずにいられない気づきや
ご縁などもたくさんありました。

最初は(日本国内では!)わたしのパソコンの中にしかいなかった『レディ・ベス』
という作品が、多くのスタッフ、キャストの皆さんの愛と真剣さを通して形になって
舞台に上がり、多くのお客さまに愛され育まれて。大千秋楽では日本中の色々な
ところから集まったお客さまにあたたかく見守られて、全員で完走することが
できました。

『レディ・ベス』に関わった一スタッフでしかありませんが、『レディ・ベス』を
見守ってくださった皆さま、愛してくださった皆さま、わたしからも、本当に
ありがとうございました!

語り尽くせないほどの想いがありますが、きりがないので、思い出の写真たちを‥‥
(クリックすると、少し大きめな画像が見られます)



稽古が始まって間もない、わたしの机。
場所は演出の小池さんのすぐ後ろです。(時々、移動していましたが)



稽古場の模型にいた、小池さんのミニチュア。笑



何となく撮った、初日の看板。2014年4月13日!!!



初日パーティで、脚本&作詞のミヒャエル・クンツェさんと!



2回めの初日に、またもやクンツェさんと!



20年来の師匠=デヴィッド・ルヴォーが帝劇に観に来てくれた!
同じ建物で『シスター・アクト』稽古中だったメンバーも合わせて、
チーム『ルドルフ』で記念写真!


東京の打ち上げパーティにて。『ルドルフ』からの戦友、樺島麻美さんと吉沢梨絵さんと♪



A5版くらいあるかな?生まれて初めてもらった大きさの当り祝い♪



名古屋、中日劇場の看板♪



大阪の梅田芸術劇場のスタッフさんが作ったという、紙人形?の中では、
フェリペのがお気に入り!しかもきれいに撮れたので‥‥



これ、秀逸すぎる‥‥笑



前楽を観て真っ赤に泣き腫らした鼻と、メアリー女王陛下。
吉沢梨絵さんとは『ルドルフ』『楽屋』『レディ・ベス』と、長い旅を共にした感慨が‥‥!

お疲れさまでした!
ありがとうございました!

ベスさま、またね。



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# 『レディ・ベス』稽古〜140323
今日は劇場でイベントでした。
わたしも2階席から見守っていました。

4曲の楽曲披露、プリンシパルの皆さんによるトーク、プレゼント抽選会。

楽曲披露は、わたしも物凄くドキドキでした。キャストの歌唱に対してではなく!
イチから、いやゼロから創られた楽曲たちの、お披露目ですから‥‥!

1年近くも聴いたり、練る作業に携わってきたわたしには想像もできない反応が
観客の皆まからすでに聞こえてきて、何だかもう、震えてきます。

イベント終了後は、短い休憩をはさんで、いつも通りに稽古突入。
観ていただけのわたしでもイベント終了時には1日が終わったような錯覚に囚われ
ましたから、登壇した皆さんは集中を保つのに苦労するかしら‥‥と思ったりもした
のですが、とんでもない!

さすが、お客さまから浴びる【期待】ほど幸せで無敵なエネルギーチャージはない!
稽古場には新たなエネルギーがみなぎっていました!

皆さんに全てをお目にかける日のために。作品が加速度的に、動いている。
そんな手応え、感じます。


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# 『レディ・ベス』稽古〜140322
この段階になると、1日に稽古する範囲が広くなります。
つまり、場面の数が多いから、カンパニー勢揃いの時間が長くなる。
コミュニケーションも増えるし、確認事項も増えるし、そうやってザワザワしている
間に共有するものが増えていって、作品が一気に生きものになっていく。
そんな時期です。

そのプロセスの中でわたしにとって面白いのは、【ダブルキャスト】ということ。

わたし、実はダブルキャストの作品にちゃんと携わるの、初めてなのです。
わたしは実は観客としても【ダブルキャスト】という方法にほとんど興味がなく、
初めて観た際のキャストが良かったら、複数回数観る時や再演の時も、同じ
キャストで観ることが多いタイプ。

しかし今回は何しろ新作なのと、意図的に(としか思えない!)物凄く異なった
個性を持つ皆さんがダブルで配役されているということで、とても面白いことに
なっています。演出は同じなのですが、伝わるものが違う‥‥うまく説明が
できないので、是非観客の皆さんそれぞれの目で確かめていただきたい部分です。

本番が開ければ同じ舞台に立つことのないダブルの皆さんは、稽古場では
面白いくらい皆さん物凄く仲良しです。何しろ稽古スケジュールも一緒だし、
共有しなければならない情報や助け合わなきゃならない局面も多いし。。

通常はまず相手役と図るコミュニケーションを、まず同役の人同士で行う。
その上で相手役やよく絡む役の人と皆さんうまくコミュニケーションを取るわけで、
何だかそれぞれの個性が際立つ関係性が生まれやすいのかな?そんな印象です。

それが長丁場の本番の舞台でどのように熟成されるか‥‥そこもかなり楽しみです。



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# 『レディ・ベス』稽古〜140321
今日は、わたしも自分との戦いでした。

何かざわつくことがあったら、そのざわつきに乗っかってしまわずに、
必ず根本へ、一番大切なものへ、立ち戻る。

それを試される1日でした。

試されて、戦って、勝てた。と思います。

とにかく全ては、作品のため。
より良い作品になるよう、命を吹き込むため。

初日を迎えたら最後、作品は観客の皆さんのものになる。
後悔は、絶対したくない。
「もっとこう出来たか‥‥」と、後で思いたくない。(絶対思うけど。。)

物語も大詰め。
細部を繊細に見つめつつ、大きな画を豪胆に見渡す。

このダイナミックな時間から、どれだけ嘘のないものが生み出せるか。



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# 『レディ・ベス』稽古〜140320
今日辺りから、稽古場が殺気立ってきたように思います。
誤解がないように言うと、カンパニーの雰囲気は間違いなく常に和やか。
しかしそれでも、そろそろそれぞれの課題が迫ってきて、それぞれが
自分を追い込む時期に突入した。そんな感じです。

そんな中、ダブルキャストの皆さんの支え合いの美しさ!
みんな必死だし真剣勝負だし、ダブルキャストの皆さんは同じ立場で
戦う同志、互いにしかわからない部分で本当に支え合っている、という
印象です。

大人が真剣になって、互いを支え合う。
そんな光景に日々囲まれて‥‥芝居って本当に、豊かだなぁ。

わたし、自分にできること、全てしたいと思います。
真摯に。真摯に。


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# 『レディ・ベス』稽古〜140319
翻訳家としてはやりがいのある1日でした!

脚本に関する作家たちとのディスカッションは、稽古で明らかになっていく
ドラマを元に、引き続き行われています。

この日は何と、前夜に新しい台詞が一言、そして稽古中に新しい台詞が
幾つも、脚本のクンツェ氏から、届きました!

何と、その場で訳し、その場でテキレジし、その場で稽古!というスリル
満点な稽古に。

もちろん、脚本に何か問題があったということではなく、より面白くできる
アイディアが生まれたから、という‥‥この豊かさ!

せっかく入れてきた台詞をその場で変更されて出演者の皆さんにとっては
この上なく過酷ですが、まるで全員で冒険の旅に出たかのようでした。

『レディ・ベス』という作品の生命反応、また一つボルテージが上がった。
そんな手応えを、感じています。



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# 『レディ・ベス』稽古〜140317
この日は演出家=小池修一郎さんのお誕生日。
間のいいことにカンパニーナンバーの稽古が1日の最初に入っていたので、
ほぼフルメンバーが揃っての『Happy Birthday』大合唱。
ダブルキャストの皆さまも一気に歌うわけで、本番では実現しない
重厚なハーモニーでのお祝いでした。

さて、稽古の進行的に、物語もそろそろ佳境です。

これまでよりも感情が切迫した場面が、増えてきます。
【起承転結】の【転結】に入り、劇作上最もシビアな部分に突入しています。

演出チームの皆さまのように作品を形にする作業に没入する立場ではなく
物語を俯瞰できる(というより【しなくてはならない】)立場であるわたしは
これまでに増して【台本の検証】作業の重要度が増しているのを感じます。

時にはキャストに「この台詞、納得して言えます?」と単刀直入に聞きに
行くことも。
台詞は「書いてあるから、言う」だけでは足りないのです。
当たり前のようですが、実はとても難しいこと。
その瞬間に込めるべき想いの全てを担える底力が、その台詞にあるのか。

じっくりと、寄り添う時間です。


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# 『レディ・ベス』稽古〜140316

1日、振付とムーヴメントDAY。

わたしは【翻訳家】なので振付DAYに1日中付き合う必要はないのかも
知れませんが、【動きのためだから】と芝居に手を抜く役者なんて、多分
この世にはいません。(いやいるのかもしれませんが、少なくともわたしは
幸運なのか出会ったことがない!!)動きに集中することで逆に芝居が
自由になってドラマが動いたりするのが、実はこういう日だったりします。

特に、桜木涼介さんの振付は!

【振りを付ける】という言葉なので、ダンスやムーヴメントの場面をつくる、
というと【足し算】の作業であることが普通だとすると、桜木さんの振付は
そうではありません。

その瞬間、舞台の上で一番大切なことだけを彫り出すような、そんな作業。

荒立ち(細かい動きまでは決めない立ち稽古のことです)の時に迷いがあった
芝居でも、桜木さんの振りに助けられて、どんどん研ぎ澄まされてゆきます。

そんな作業を1日ひたすら邁進していって、通常の立ち稽古よりもたくさんの
場面をどんどん研ぎ澄ましていって‥‥稽古終了時には、それまで残っていた
メンバーの間で、何だかコンサートのアンコールの後みたいな、一種不思議な
一体感が。

きっとこの一体感のことを【手応え】というのだと思います。


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# 『レディ・ベス』稽古〜140315
「この人物とこの人物は色々面白いことができそうだ〜」と想像しては密かに
デヘデヘとほくそ笑み続けた1年を経て実際の稽古に臨んでみれば、わたしの
予想なんか遥かに、易々と超える面白さ!

ここに遊びが入る、とはよもや思わなかった部分にも、絶妙な毒を滲ませたりも。

脚本が踏み込んでいない部分すら、演出が斬り込んで、彫り込んでゆく。

実に、実にスペクタクルな稽古場‥‥!

これをダブルキャストで作っていくキャスト陣にはただただ尊敬しかないです。

本日も、見届けます。


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# 『レディ・ベス』稽古〜140314
今日は稽古予定を見た限りでは、早く帰れそうな日でした。
早めに帰ってあれもやってこれもやって‥‥というイメージを持っていたのに、
実際に稽古場を出たのは20時半が過ぎた頃だったと思います。

何があったかというと‥‥自分の作業も実は残っていたのですが‥‥
何と2時間もの自主練習を見学してしまったのです。
面白すぎて、稽古場から帰りたくない!これを一回も見逃したくない!と
思ってしまうような場面がすでにあります、『レディ・ベス』。
出来上がる過程は滅法面白いですが、これはきっと、本番でもめちゃくちゃ
楽しいに違いない!

いやぁ。ミュージカル!という感じです。

元々ミュージカルがつくりたくて芝居を始めたわたしですが、実際は
みっっっちりとストレートプレイを探求する20年を過ごしてきました。
今、わたしの活動の中でストレートプレイとミュージカルはほほ半々、
という感じになっていますが‥‥まだまだ【ドラマを台詞でなく音楽に
託す】という感覚は学んでいる途上、というのを今回、実感しています。

一昨年演出家アシスタントを務めた『ルドルフ』ではそれこそ、元々
ストレートプレイの専門家である師匠の元でミュージカルの舞台をつくった
わけですが、あの時はスコアが完全に出来上がっていました。音楽上の
脚本が、完成していました。(もちろん演出家は日本版の舞台のために
稽古場で出来上がっていく芝居に合わせて、日々音楽の微調整を行って
いましたが!)今回は全てがゼロからなので、「ドラマがこういう風に
動くこの瞬間は音楽でなくてもいいのか?」という検証も必要です。
一応、文芸方面の部署にいるわけで、演出家とそんな話になることも
多々あります。

物語のチカラ。音楽のチカラ。カラダやアタマで考える日々です。


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