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薛 珠麗(せつ しゅれい)のブログ
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# 2014年のお花見
書きたいことも書かねばならぬことも山積みなのに、全て無視して!
いま書きたいこと書く!!

櫻が満開の日に生まれたわたしは、無類の櫻好き。
でも今年2014年は、自分が色々と咲くのに忙しくて、ほとんど
櫻を目にしなかった。

かかりっきりだった『レディ・ベス』も4月13日に初日を迎え、次に関わる
舞台、日生劇場『昔の日々』の準備のための1週間を過ごし‥‥それらが
一段落した先週末、大阪出張のついでに京都に立ち寄ってみた。

2日間、頭をカラッポにする時間。

京都は大好きで、これまでに何度も訪ねている街。今回は当て所もなくぶらぶら
したり、何故か一度も行ったことがなかった三十三間堂に行ったり。そして
思いたって、大好きな智積院も歩いてみた。

智積院にはいつも、素晴らしいお庭と、長谷川等伯の障壁画に会いに行く。

収蔵庫の扉を開くと、全ての壁が長谷川等伯とその弟子たちによって描かれた
障壁画に埋め尽くされている。16世紀、地に金箔を使った桃山時代に特徴的な
豪華絢爛。

左奥の壁を彩るダイナミックな『櫻図』は長谷川等伯の息子の筆によるものだ。
まるで舞妓の花かんざしか提灯が下がっているかのように、たわわに重そうな
八重の櫻のまぁるい花が、画面いっぱいに揺れている。
国宝に指定されているこの絵の作者=長谷川久蔵は、長谷川等伯の長男で跡取りで、
この絵を描きあげた当時、わずか25歳。

ところが久蔵はそれから間もなく、26歳の若さでこの世を去ってしまう。

この『櫻図』の隣に並んでいる『楓図』は、長谷川等伯55歳、息子の菩提を弔う
ために描きあげたと伝えられる。

まるで命を叩きつけるような気迫を、わたしは若き久蔵の『櫻図』からも、父の
『楓図』からも、ひしひしと感じた。

絵師たちが生き、絵が描かれ、絵師たちがこの世を去ってから、500年余り。

父より子が先立とうと、次代を担う跡取りが若い命を散らそうと、何十年の時間は
それから歴史が重ねた年月の前では、どうでもいいことのようにも思われる。

なのに、儚い命が描いた儚い花は、500年以上の時を経て、今も爛漫と、見る
者の眼前で咲き誇る。

輝かしい未来を描いていただろう跡取り息子を失った父の慟哭に似た大木の佇まいは
今も、金に輝く画面をふたつに引き裂き、色づいた葉をびっしりと茂らせている。

時はとめどなく流れ、あっという間に過去の彼方へと飛び去ってゆく。
それでいて、一瞬が永遠かのような時間を、一気に飛び越えることもある。

生きる。芸術。どちらも何ととらえ難くそして美しいものか。

収蔵庫には、小学校に上がったばかりと思われる小さな少年が祖母に連れられ、
静かに遊んでいた。手すりによじ登り、『櫻図』『楓図』を、見上げていた。

久蔵も等伯にとって、これくらいの少年だったことがあるのだろう。
等伯は50代も終わりになって、小さな男の子を見かけるたびに涙を流す日を
送ったかもしれないのだ。
この少年が大人になって再びこの収蔵庫に訪れる時も、この櫻は爛漫と咲いて
いるに違いない。

わたしが櫻を愛するのは、あの花には命と死とが、分ち難く咲き狂うからだ。

2014年のお花見を、わたしはきっとずっと、忘れない。



薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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# 2013年12月 ロンドン&パリ旅行
2013年12月、ロンドンとパリへ行ってきました。
パリは約9年ぶり、ロンドンに至っては15年ぶり!

一人旅が多いわたしですが、今回は初めて、ハハを連れての珍道中でした。

美しいものを浴びるように見て、望み通り、大満足の旅になりました。

少しずつ、旅行記など綴っていければと思っています。

ちなみに、どの写真もクリックすれば拡大します。

2013年12月

 9日(月):羽田からパリ=シャルル・ド・ゴール空港へ
       シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内へ
       パリ北駅からユーロスターに乗ってロンドンへ
       ホテル→チャイナタウンで食事→『レ・ミゼラブル』観劇

10日(火):ロンドン塔観光
       ナショナル・ポートレイト・ギャラリー見学
       アフタヌーン・ティ→『WarHorse』観劇


11日(水):ヴィクトリア&アルバート博物館見学
       大英博物館見学
       『Strangers on a Train』観劇

12日(木):再びユーロスターでパリへ移動
       サン・ジェルマン・デ・プレ界隈を散策
       近所でお惣菜を買って、おうちディナー

13日(金):パリ・オペラ座=ガルニエ宮を見学
       オペラ地区界隈のパッサージュを散策
       ルーヴル美術館を見学
       ベルギー料理でムール貝を堪能

14日(土):ロダン美術館見学
       オルセー美術館見学
       モロッコ料理クスクスのディナー

15日(日):クリニャンクールの蚤の市で夢のお買いもの
       ヴェルサイユ宮殿を観光
       再びおうちディナー

16日(月):モンマルトルを観光
       ドラクロワ美術館を見学
       事件発生!

17日(火):パリ=シャルル・ド・ゴール空港から羽田へ

上記をクリックしていただければ、該当する記事に飛ぶようになって
おります。どこにも飛ばないようなら、まだその記事は書けていません。
ゆっくり更新していきますので、気長にお付き合いくださいませ♪



薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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# 2013年12月 ロンドン&パリ旅行 ロンドン2日め ウェストエンド周辺
さて、ロンドン塔を満喫した後、チューブの Circle Line で移動。Embankment で
乗り換え、確か Bakerloo Line で Charing Cross 駅へ。

ホテルの朝ごはんを食べたきりで、もうお茶の時間もすぎる頃。

しかし!時間が惜しい!!ということで、地下鉄 Charing Cross 駅の目の前にある
スターバックス・コーヒーへ!
いやぁ時間が惜しい旅行では本当に便利です、スタバ。
何となく日本より食事もおいしいし、パッパッと選んでちゃっちゃと食べられる!

ロンドンらしい可愛らしい佇まいのチャリング・クロス駅の外観をうっとりと眺め
ながら、目指すは National Portrait Gallery!

実はパリからのユーロスターの車内で見た機内誌に情報が載っていたのですが‥‥
ナショナル・ポートレイト・ギャラリーでは【Elizabeth I & Her People】という
展覧会をやっていたのです。

とにかく肖像画をたくさん描かせたという、エリザベス1世。
本で見た肖像画はほとんど展示されていました。
真珠が大好きだったという女王は、【純潔】の象徴でもあったその宝石を通して
【処女王】のイメージを強く印象づけたのです。名君は、現代的なイメージ操作の
達人でもありました。
そういえば同じ日に見たロンドン塔の【クラウン・ジュエル】で展示されていた
現イングランド女王=エリザベス2世の王冠には、エリザベス1世のものだったと
いう真珠も使われているとか。
わたしも個人的に真珠にはゆかりが深いので、なかなか感慨深かったです。

しかし、別の階の常設展示も凄かったです。
エリザベスの父や母や姉や、チューダー朝のあらゆる人々の肖像画が、まるで
ポスターでも並んでいるみたいに、並んでいます。全て、本や、ロンドン塔で販売
されているグッズに印刷されている絵の、本物ですよ本物!
当たり前なのだろうけれど‥‥これが当たり前であることが、やっぱり凄い、
ヨーロッパ。

ここのミュージアム・ショップのお買いものも楽しかったです。
『レディ・ベス』の時に使えるかしら、とカードなど買い求めるのは何となく
華やいだ気持ちでした。

そしてここで、わたしはようやく!

メアリー1世のグッズをみつけることに、成功しました!

いえね、【イングランドの王たち】みたいな括りで7人くらいがまとまって
チョコレートになっていたりすると必ずメアリーさまはいらっしゃるのですが、
単独だとグッズ、ないない!やっぱり伊達に【ブラッディ・メアリー】では
ないようで。。

しかし、みつかったのですよ。



何と直径2.5センチの、小さな小さなバッジ‥‥。

そうしてナショナル・ポートレイト・ギャラリーをほくほくと、後にしました。

目指すは Piccadilly Circus 周辺です。

途中、Leicester Square レスター・スクエアを通りました。

何しろ、クリスマス・シーズン真っただ中♪広場にはクリスマス市が
立っていました。観覧車に回転木馬、射的やぬいぐるみ売り、チョコレート
売り、生演奏なども行われていました。

(どの写真も、クリックすれば拡大します♪)









ちょっとくらい寒くても、この時期に来て良かった‥‥としみじみと思う、
美しいヨーロッパのクリスマスの景色です。

しかし、クリスマス市でないところも、街は物凄く賑わっていました。
本当に、街中がお祭りみたい。
そんな中を、チェックしてあったアフタヌーン・ティのお店へ目指して、
歩いて行きました。

お買いものシーズン真っただ中、どのお店のウィンドウも、本当に夢のようでした。
幼い頃、学校や日曜学校で見ていた絵本の中の、クリスマス。

中でも Caffe Concerto カフェ・コンチェルトというお店のケーキの美しさに
連れの目が釘付けになってしまい、そこのアフタヌーン・ティのセットが
とてもお手頃価格だったこともあり、目指していた高級店はあきらめて、
そのお店に飛び込んでしまいました。

ここのお店、ケーキの専門店で公式サイトを見ると本当に凄いケーキが並んで
いるのですが、イートインのお店自体は【ファミレス】という感じで、
ロンドンでのたった1回のアフタヌーン・ティのわりには、ちょっと寂しい
感じになっちゃった気もします。

でもまぁ、歩き疲れてもいたし、一応3段トレイのアフタヌーン・ティを
楽しめたので、ヨシとしようか‥‥という感じ。



味の方は‥‥何だか【小麦粉の味がしっかり!】という感じでした。笑



物凄い量で、1人分を2人で分けたにも関わらず、「もう夕飯は要らない」という
レベルの満腹に。

そこでわたしはハハを地下鉄に乗せて送り出し、ロンドン在住のお友達と
約束していた観劇へ!

ピカデリー・サーカスから劇場へは、West End の劇場街を横切って移動する
ルートです。角ごとに劇場の看板がきらめき、またこの辺りはおしゃれなエリア
でもあるので、小さいけど趣きのあるバーやブティックなどがたくさんあって、
本当は一軒一軒、楽しんで歩きたかった!でもこの時はお友達との待ち合わせに
遅刻決定だったので、涙を飲んで大急ぎで通り抜けました。

『War Horse』が上演中の New London Theatre はその昔、初ロンドンの際に
『キャッツ』を観た劇場です。

長らく踊る猫たちを上演していた劇場で、今度は馬が躍っているわけです。




『War Horse』は本当に素晴らしい舞台でした。
馬をパペットで表現するということで、ちょっと寓話的なイメージを持って
行ったけれど、本当に素朴な人間の営みの物語でした。
シンプルで人間くさく泥くさい物語だし舞台なのに、何ともいえない洗練も
感じる。パペット操作の俳優たちからは、ある道を極めた人たちの
潔い佇まいを感じました。
【芝居】というものの面白さの粋を集めた作品かもしれません。



もう、馬のジョーイが愛おしくてたまらない!

終演後は、ロンドン在住のお友達に、現地のアーティストが集う刺激的な
バーに連れて行っていただきました。フリンジの劇場に付属のお店です。
劇場に関係したお店と思えないくらい活気があって、面白そうで怪しそうな
キャラの濃すぎる人たちが、ぎゅうぎゅうわいわい、飲んでました。
日本の芝居の世界もあんな風になったらさぞかし楽しいだろうなぁ。。
(あーそして何故に写真を撮らんかった!わたし!!)

限界に挑戦した1日めに続き、2日めも限界まで充実した1日でした♪


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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# 2013年12月 ロンドン&パリ旅行 ロンドン2日め ロンドン塔観光
さて、ロンドン2日めはロンドン塔観光!

ロンドン塔は、初か2度めのロンドン以来2回め!(つまり20年ぶりくらい‥‥)

幾つもの衝動が重なって出かけることになった今回の旅ですが、ロンドン塔も
その大きな動機でした。
今年のわたしの大きな仕事である新作ミュージカル『レディ・ベス』、その主人公
エリザベスとその母アン・ブーリン、どちらともゆかりの深い場所。

(ちなみに、写真はどれもクリックすれば拡大します♪)

ホテルから最寄りの Bayswater 駅から Circle Line をとろとろと乗って行って、
Tower Hill駅。
駅自体もロンドン塔の遺構を使っているという駅からタワーまでは、徒歩数分。



チケットブースで大人用の切符と日本語によるガイドブックを仕入れ、少額ながら
寄付もして、いざロンドン塔へ!

入ってすぐ、入り口である Byward Tower の方を振り返って。


う〜ん♪早速とってもチューダー♪♪♪

↑の写真の左下に写っているのは、オーディオガイドの看板。
どんな美術館でも観光地でもオーディオガイドなど聞いた試しのないわたしが、
ベスちゃんのためならば、と珍しくオーディオガイドを真面目に聞きながら歩きました。

これは、Water Lane から St Thomas's Tower を見た辺り。


ちなみに St Thomas's Tower が建てられたのは13世紀。
もうこの辺りから頭くらくら〜☆です。時間とか時代の感覚とか、即座に麻痺。



見てくださいよ、この壁!!!
Bell Tower の壁です。
いったい【時】とはかくも面白い痕跡を残すものなのか‥‥!

St Thomas's Tower で、当時の衣裳に身を包んだ人たちが淡々と王さまの生活をして
見せているのに面食らったり、狭い螺旋階段を上がった末に【ここは◯◯が殺された、
とされる場所】という説明に震え上がったりしつつ。。

こちらは、Wakefield Tower を出た辺りの Wall Walk から見た White Tower。





ホワイト・タワーの手前、今は芝生になっている辺りに昔は建物があり、そこで
アン・ブーリンは死刑判決を受けたそうな。

2枚めの方の写真で、影が1人、万歳をしていますが、これはうちのハハです。
ベスのママが死刑判決を受けたその同じ場所で、我がハハは元気でした。。笑

その同じ場所から逆方向を見ると、目の前がタワーブリッジ!
まるで夕方のようですが、これでも真昼なのです。超・逆光にもメゲずに撮ったら
こんな感じに。笑



お天気に恵まれたので、ホワイト・タワーがまるで輝くよう!
ここは中世の甲冑など展示してます。右下には大砲が写っています。




そしてこちらが、ロンドン塔の目玉である【クラウン・ジュエル】を展示する
建物。




いや〜‥‥。

スゲー。デケー。

そして【本物】‥‥つーかリアル(つーか究極の)アンティークでありつつ、
めちゃくちゃ【現役】なのが凄い!!!

17世紀で一旦宝石の継承が途絶えて、全てのものが1660年以降なのが
残念‥‥って、それでも350年以上続いていますからね。エリザベス2世の
王冠に飾られている真珠の中には、エリザベス1世のものだった真珠もあるとか。
350年の間、世界にどんどん進出してはデッカイ宝石を巻き上げ、王冠やら
笏やらどんどんモリモリに盛って、それを使い続けてきた、ってことも凄いし、
使っていない時はこうやって氏も素性も知れぬ世界中からの観光客に晒し続ける
その懐も凄いし、国会の開会などで王冠が使われる時は専用の箱で展示ケースから
持ち出されるってのも何だか凄い。専用の箱だって200年くらい使い続けている
リアル・アンティーク。現君主の王冠など一番のお宝は一応ベルトコンベヤーに
乗って見るようになっているけど、コンベヤーを降りたらまた自由に乗れる仕組み
だし、コンベヤーの後ろからなら立ったままじっくり見られる。その手薄さも
本当に凄い。そしてその輝きたるや。キラキラとかギラギラというよりも、何だか
輝きがシャープでした。石も凄いけど、カットが凄いということなのでしょう。

ふらふらになりながら、ミー的にこの日の本丸であった、タワー・グリーンと
ビーチャム・タワーへ。

タワー・グリーンで、アン・ブーリンは斬首されました。
アン・ブーリンを含む何人かの死刑が執行されただろう場所に、今はかなり
モダンな感じのモニュメントが。この、丸いのです。



↑の写真の奥に見えるのが、セント・ピーター・アド・ヴィンキュラ礼拝堂。
アン・ブーリンはここに埋葬されています。

このタワー・グリーンを見下ろすように建っているのが、ビーチャム・タワー。
牢獄でもあったロンドン塔ですが、囚人の多くが、この塔の部屋に収監されました。



ただし、アン・ブーリンは王妃なので、処刑前夜を過ごしたのはこの建物。



何とここ、アン・ブーリンが王妃として戴冠式(これもロンドン塔で行われました)
に臨む前夜もここで過ごした‥‥そればかりか、元々はアン・ブーリンを王妃と
して迎えるためにヘンリーパパが建てたそうじゃないですか!!!

何かもう‥‥想像を絶する世界です。ヘンリー8世っていったい。。

怖いの大嫌いなので、連れにしがみつくようにしてビーチャム・タワーの
階段を上がりました。

展示用にかなりきれいな内装になっているようですが、部屋の奥はこんな感じ。



ちなみに窓は、外に面しているために、こんなになっています。



最初の写真の左側に見える暖炉の辺りに、収監されていた囚人たちの刻みつけた
言葉がたくさん残されています。
そこだけでなくて、あらゆる壁面に残されていて、それが全てプラスティックの
ボードで保護されていたり番号を付けられたりしています。

これはそのうちの一つ、少年王エドワード6世(エリザベス1世とメアリー1世の弟
です)の死後、ジェイン・グレイを女王として擁立しようとして失脚したダドリー
一族のもんのすごく凝ったレリーフ。



周囲を囲む縁飾りはダドリー兄弟の名前を象っているとかで‥‥ギルフォードは確か
右下‥‥だったと思う‥‥(自信ナシ)‥‥っていうか、もはや『レディ・ベス』
ではなく、ヨソ様が上演する『9 Days Queen』の予習になっていますが。。笑

部屋の反対側、ロンドン塔の内側を向いた窓は、大きな窓になっています。



もっと近づいてみる‥‥



見上げると、ホワイト・タワーの威容が。



見下ろすと、幾つかの斬首が行われた、タワー・グリーンが。。



その窓の右側に‥‥




ギルフォード・ダドリーが刻んだという説のある【IANE】の文字が残ります。



(すみません、この辺は完全に『レディ・ベス』ではなく『9 Days Queen』の
ロケ地巡りになってます。。笑)

タワー・グリーンの前辺りからもタワー・ブリッジが良く見えます。
とにかく全てが【ザ・ロンドン】!!!



他にも感慨にふけってしまったポイントはあったのですが、あんまり書くとネタバレに
なりそうなので、またの機会に‥‥

帰り道には、ビーチャム・タワーを外から確認しました。
窓、本当に小さい‥‥本当に牢獄だったのですねぇ。



(ちなみに、お壕の跡には冬場、スケートリンクが出現するようです!)

さて、こんなベタベタな観光地に行ったわけですから、お土産屋さんを
ひやかす楽しみもありました。

王室大好き!なイギリスの人々から見た、ヘンリー8世やエリザベス1世や
メアリー1世のイメージなども知りたかったし。

結果的に、その辺りは非常に興味深かったです。

とにかくヘンリー8世と6人の妻たち、大人気!ということがわかりました。笑

【ヘンリー8世と6人の妻たち】のチョコレート詰め合わせ、とか
【ヘンリー8世と6人の妻たち】のお人形セット、とか
いずれもヘンリーを先頭に6人が並んでいる感じで売っています。

いっそ、ヘンリーを真ん中に、お妃たち6人で囲んでやればいいのに!

その流れで、アン・ブーリン大人気!やっぱりどこの国も、波瀾万丈は
人気があるようです。

あれだけの功績を残したのに、エリザベス1世は両親を上回るほどの
人気はないようでした。

メアリー1世に至っては‥‥泣

ふざけて、こんなお土産を買いました。



ヘンリー8世の仮面‥‥いや、おめんです。笑
ヘンリー8世は他に、子供用の衣裳や帽子やら、色々と売っていたので、
全身ヘンリー8世で固めて遊ぶこともできるようでした。
イギリスの親御さんは、み、みんなああいう男に育ってほしいのかな‥‥ううむ。

こういうのもありました。



肖像画でアン・ブーリンが身に付けているネックレスの、レプリカ。
立ったまま後ろから首を一太刀で飛ばされた人のネックレス‥‥したいです???

イングランドの歴史をお腹いっぱい満喫して、Charing Cross 駅まで移動しました。


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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# 2013年12月 ロンドン&パリ旅行 ロンドン第1夜
ロンドン第1夜:ホテル→チャイナタウン→『レ・ミゼラブル』観劇



今回の旅はロンドンもパリも、滞在はアパートメントにしました。

というつもりでアレンジしたのですが、ロンドンでの宿泊は限りなくホテルに
近く、違いは部屋にキッチンが付いているという点くらい‥‥という感じに。

泊まったのは Grand Plaza Serviced Apartments
Circle Line の Bayswater 駅からも Central Line の Queensway 駅からも
徒歩でちょっと、という交通便利な場所にあります。
ホテル代が高いロンドンにしては、お値段もお手頃。

ホテル自体に不服は全くないのですが、インターネットで予約した時に
【シングルベッド2つ】と物凄くはっきりと明記したにも関わらず
言われた部屋に上がって行ったらダブルのお部屋!というがっかりな事態。
「この部屋しかないので」と回された部屋は、辛うじてベッドが分かれては
いたものの、地下の、しかも廊下の奥〜の方、迷子になりそうな場所にあり、
しかも外の歩道から窓が丸見えなので、滞在中一度もカーテンを開けられ
なかった‥‥という残念なお部屋でした。



これ、一応ベッドが真ん中で分かれてます。笑
シーツもおふとんも別です。一応。笑



Wi-Fiが付いていたのは本当にありがたかった!



噂のキッチン。トースターやコンロや電子レンジがついていたのですが、
結局全く使わず。でも食器が付いているので、持参したお茶が自由に飲めたこと、
食器を洗えたこと、は本当に便利でした。それと、水場が2つあると、身支度の
時に便利です!これ、発見♪

やっとの思いで部屋に荷物を運び入れ、荷物を広げ、お茶を飲み、ちょっと休んだ
ところで時間は17時。横浜の自宅を出てから28時間経過していたので、もう
そのままベッドに倒れ込みたいところでしたが、この日はもうひと頑張りしました。

Queensway 駅まで歩いて Central Line に乗り、Picadilly Circus で下車。

いやぁ、クリスマス・シーズンのピカデリー・サーカスは凄かったです。
イルミネーションやデコレーションが賑やかな街に、月曜日だというのに
初詣でか!?っていう感じの賑わい。

ピカデリー・サーカスからシャフツベリー・アヴェニューを入って行くと、
見えました見えました。我が家に帰ったような気持ちになる看板が。笑



思えば、わたしが最後にロンドンを訪れた15年前、『レ・ミゼラブル』はまだ
パレス劇場で上演中でした。ほんの数ブロックの距離とはいえ、違う劇場に
この看板が輝いているのは何だか不思議な感じ。

でもウェストエンドではここクイーンズ劇場がすっかり『レ・ミゼラブル』の
劇場です。何しろ、移動して早9年。

入り口の前の歩道にはこんなプレートがはめ込まれていました。



事前にインターネットで予約してあった切符を引き取ると、時間は18時近く。
開演は19時半です。劇場の目の前に広がるチャイナタウンに食事に行きました。

劇場からチャイナタウンのメインストリートに歩く途中に灯っていた大きな赤い
ランタン。



横浜中華街ネイティブのわたしたちからすると【チャイナタウン】と呼ぶのも
ちゃんちゃらおかしいこぢんまりしたチャイナタウンですが、いざ食事をしようと
すると、迷う迷う!

疲れていたので、ゆったりと食事できるお店にしようかとも思ったのですが、やっぱり
中華に関してはどうしても味に妥協したくない!ということで、ちょっと騒々しい
お店にしました。何しろ、アジア人も白人も同じくらいの人数が並んで、短いながら
行列ができていましたから。



結果的に、ここは大当たりでした。
大きな円卓に何と6グループが相席、というぎゅうぎゅう状態でちょっといやかなり
苦しかったですが、見回すと香港チャイニーズがわんさか来ています。香港の人間は
絶対に味には妥協しません。横浜に来たって絶対に中華街になんか来ない彼らが
並んでまで入るお店なので、味は完璧に香港の味でした。だからひょっとして日本人の
口には合わないかもですが、わたしたちにとっては【本物の中華】でした。
といっても高級な料理ではなく、香港の定食屋の味。
何しろ隣の他人と肘突き合わせながら食べる感じなので、写真が撮れなかったのが
ちょっと残念。まぁ、撮るほどのものは何もなかったですけれども。笑

戦場のような夕食を終え、いざ『レ・ミゼラブル』へ!

ハハはロンドンは2回めです。以前は父と一緒に訪れたため、ミュージカルに心
惹かれつつも観劇の機会を持てなかったのでした。そういうことなら今回こそは
劇場へ、ということで、ムスメの影響で全編歌えるほど熟知している
『レ・ミゼラブル』を選んだのでした。

もちろん、胸に【アンジョルラス至上主義】という焼印を入れて25年(あ!もう
26年だ!)になるムスメのわたしは、世界中でもうここでしか観られなくなった
【旧演出】=【トレヴァー・ナン&ジョン・ケアードによるオリジナル演出】を
観るのが目的です。

ロングラン開始から28年と思えないほどチケットが取りにくい演目ですが、
辛うじて席が選べたので、2階席中央寄りをセレクト。
もう今生の別れになるかもしれない『レ・ミゼラブル』旧照明の素晴らしさを
噛みしめるためにも、築106年の劇場の美しさを堪能するためにも、とても
いいお席でした。

絵画のように美しいウェストエンドの劇場の雰囲気をハハに見せたかったムスメは
開演前から大満足です。

休憩中には、ウェストエンド名物【幕間アイス】も楽しみました。ハハが大好きな
ハーゲンダッツの、チョコやナッツが濃厚なフレイバー。

当のハハは「こんな、芸術品みたいにきれいな劇場をアイスの容器で汚すなんて、
ホント信じられない!」と怒っていましたが。笑

肝心の観劇の方は、ハハはさすがに時おり睡魔に襲われていたようです。
しかし、何しろ全編歌える『レ・ミゼラブル』ですから、目が覚めたところから
すぐに理解できる!一緒に歌えるくらい熟知している!ので、さっき寝たかと
思えばすぐにノリノリ!という感じで、ハハなりに楽しんでいたと思います。

わたしはといえば。。うーん、これは別の記事にした方が良さそうです。笑



続きます。



薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)






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# 2013年12月 ロンドン&パリ旅行 ユーロスターでロンドンへ
さて、メトロからの乗り換えに少し手間取るも、無事に到着しました
パリ北駅。

(ちなみに、写真はクリックすると拡大します。)




ロンドン行きのユーロスターは国際線なので、飛行機と同じように出入国審査と
手荷物検査があります。これが出国エリアへのエスカレータ。
フランスらしすぎる【あまりにも徹底してなさすぎの英語表示】にビビりつつ
看板に輝くユニオン・ジャックに胸を撫で下ろしました。



出国カードを書きながら見えた景色。







ヨーロッパのターミナル駅らしい開放的な空間です。改札口もない辺りも
正しくヨーロッパ。

ちなみに、警備している警官はライフル携えています。そこもヨーロッパ。

しかし、ユーロスターは乗るまでに物凄く時間がかかります!チケットを買う時に
「30分前までにチェックインを済ませて」というような注意があるのですが、
1時間前に駅に着いたのではぎりぎりかも。

ちなみに、ロンドン側に入国審査はないので、北駅での手続きは入国審査も兼ねていて、
だからでしょうか、窓口の係員は皆イギリス人のようでした。
「ロンドンではどこを観光するの?」とおしゃべりのような感じでスタンプを押して
もらい、ロクシタンなどの免税店やソファが並ぶエリアを抜け、ホームへ。

【防腐剤が入っていなくて美味しい機内食みたい】というユーロスターの食事を
経験したかったので、この往路だけは【スタンダード・プレミア】という1等の
切符を選びました。(その上には【特級】とも言うべき【ビジネス・プレミア】という
等級があります)

わたしは常々「日本の新幹線って高すぎる!」と考えてきたのですが、ユーロスターは
その新幹線がお手頃に思えるほど、たっかい!
でも、そのぶん?なかなか楽しかったです。その様子がわかる写真、もっと撮れば
良かったなぁ。



これは、カレー到達前、北フランスを走る車窓の様子。
朽ちたような乾いた色のレンガ造りの村など、歴史を感じる景色もたくさん見えたの
ですが、列車の中から撮ってもなかなかフレームに収まってくれないんですよねぇ。



こんな写真ばっかり。

車内は本当にゆったりとした空間でした。





そして、お楽しみの食事。

【ビジネス・プレミア】だとホットミールだけど、わたしたちが乗った【スタンダード・
プレミア】だとコールドミールなんです。それを知った時はほんのり落胆したわけですが、
いやいやどうして。



冷たくても、びっくりするくらい美味しかった。食事付きの等級にするのをパリ発の便
(ロンドン発の便よりも食事が美味しいとの噂♪)にして良かったです。ワインも
なかなか!パンも、なかなか凝った種類の中からセレクトできました。わたしのパンは、
バジル入りだったかな?

なだらかな地形の北フランスの穀倉地帯を疾走しながら、やっぱりそこはユーロスター、
関心は常に「いつトンネルに突入するか?」になるわけで、ちょっとトンネルに入るたびに
ドキドキしていた(そしてトンネルを抜けるたびに笑っていた)わけですが、実際の
ドーヴァートンネルは至って実感に欠けるものでした。何故ならば、一度も海を見ない!
田園地帯からいきなりトンネル、トンネルからいきなり田園地帯、です。海を見ないと
海を越えた実感てわかないものだな、というのは日本人の感覚でしょうか。

トンネルに突入する時は確かアナウンスがあったので、外が真っ暗な時間を計ることが
できました。18分でした。18分で、もうそこはイギリス。長いんだか、早いんだか。
18分の半分くらいは、フランスのWi-Fiが繋がったのが面白かったです。

ドーヴァートンネルを抜けると、景色はフランスのそれとははっきり違いました。
地形がなだらかで、村はどこも枯れたレンガ色だったフランスと違い、イングランドは
小さな丘が頻繁にあり、村々の色彩は土地ごとに特色があるようでした。そして全体的に、
家の造りが可愛らしい。また、フランスではあまり見かけなかった【紅葉】が見られ、
何だかちょっと日本に似ている気がしました。やっぱり島国だから?

国境を越えると、ロンドンはすぐです。

パリを出発して2時間15分後、でも時刻としては(時差があるため)1時間15分後に、
ロンドンはキングス・クロス・セント・パンクラス駅に到着。








こちらが、わたしたちを乗せて走ってくれたユーロスターさん。



ロゴが凛々しい。



駅はお店なども多く、どーん!と吹き抜けになっていて立派でした。
クリスマス・ツリーもどーん!としてます。




この、地味だけど可愛らしい感じが、とってもロンドン♪

鉄道インフォメーションで【オイスターカード】を入手して(関東地方でいう
SuicaやPASMOですね)いざ、ロンドンの地下鉄=チューブへ。

サークル・ラインで乗り換え1回、ベイズウォーター駅を目指します。

続きます。


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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# 2013年12月 ロンドン&パリ旅行 空港からパリ市内へ
しらじらと明けるヨーロッパの冬の朝日を眺めながら、パリ=シャルル・ド・
ゴール空港から市内へのバス移動を楽しみましたが、通勤時間にばっちり
当ってしまい、通常1時間弱のところ2時間かかることに。

しかしこのロワシー・ビュス、なかなか素敵なコースを辿るのです。蚤の市で
有名なクリニャンクールや、モンマルトルの麓辺り、更には何とピガールに
ある、かのムーラン・ルージュの前などを通って、パリの中心=オペラ座前へ。

空港からのバスを降りたらいきなりこの景色ですからー!!!



屋上にいる天使像も黄金色に輝いちゃってます。


それぞれの荷物をガラガラ引いて、飛行機から降りっぱなしですっぴんのまま、
オペラ座の隣にあるカフェ・ド・ラ・ペへ。

【カフェ】といっても、宮殿のようにゴージャスな、伝統あるカフェです。



パリに着いたらその足でこのカフェに入るのがわたしのおすすめです。(パリは
たったの3回めなのに偉そうですが。。笑)空港から真っ直ぐ来られるし、何しろ
着いていきなり【パリ】のカルチャーショックというか、洗礼を受けるのです。

というわけで、カフェ・ド・ラ・ペにて、パリに着いて最初の一杯を♪


ご覧の通り、飲んだのはいわゆる【カフェ・オレ】です。
しかし、パリでは【カフェ・オレ】とは呼ばないことをどれくらいの日本人が知って
いるでしょう。。
そう。
日本で誰も富士山のことを【フジヤマ】とはいわないように、実はフランスでは
【カフェ・オレ】とはいいません。【カフェ・クレム】といいます。
初めてこの事実を知った時は‥‥ショックでした。笑

内装はこんな感じ。

通されたのはサンルームのようにガラス張りの一角。


建物の内部は上品なゴールド使いが印象的。


客層としては観光客も多いですが、仕立てのいいスーツを着たビジネスマンも、
いかにも常連という感じのマダムやおじいさんもいる感じです。

お洋服大好きなハハはガラス越しにパリジェンヌのファッション・チェックに
忙しく、既に満喫!という感じでした。
ハハ曰く、パンツの裾をロールアップしている人が一人もいない!と。
ショートブーツに裾をロールアップしたパンツ、という着こなしは日本でもそして
アメリカでも流行っているはずなのですが、パリでは全然なようです。
パリでのお洋服計画を母子で修正しました。笑


冬のヨーロッパでは空を見上げると必ずと言っていいほど飛行機雲が見えます。

そうしてしばしのパリを満喫した後、再びガラガラと荷物を引き、目の前にある
地下鉄=メトロのオペラ駅から、いざパリ北駅へ。

オペラ駅ではホームでアコーディオン奏者がシャンソンを奏でていて、パリ気分が
盛り上がりすぎて泣きそうになりました。

着いたばかり&大荷物でいきなり地下鉄、しかも乗り換えありで大変でしたが、
どうにか北駅へ到着しました。

続きます。


薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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# 2013年12月 ロンドン&パリ旅行 羽田からパリへ
ことの発端は、ブリティッシュ・エアウェイズが宣伝していた、【ロンドンへの
エア代35000円より】の広告でした。

ウェストエンドの劇場街を闊歩する自分を想像してパアアァッとなりながら
調べると、何のことはない、燃油代等モロモロを入れた総額は、それほど安いという
わけではなく。
しょんぼりして諦めかけるも、一度「行きたい」となったものはもう止められない。

【ロンドン塔を観光】と【ヴィクトリア&アルバート博物館を見学】している自分を
思い浮かべたら、もうダメでした。

そこに、どこからともなく「パリにも行ってしまえ!!!」という悪魔の囁きが
聞こえてきて。

うきうきとエアを調べ始めていることをうっかりハハに漏らしてしまったイキオイで
「一緒に行く?」と声をかけてしまったが運の尽き。
ハハはハハで【パリのおしゃれ総菜屋さんで買った食材でおうちディナー】が
決め手になったらしく、「行こうかな‥‥」という返事が返ってきました。

というわけで、調べた末に出来上がったのは、エア=JAL深夜便、滞在=ホテルでは
なくアパートメント、ロンドン・パリ間の移動=ユーロスター!という、かなり自由で
かなり無謀な旅でした。

かくして、12月8日、夜10時頃という不思議な時間に自宅を出発。
人がまばらな中イルミネーションだけが美しい羽田空港国際線ターミナルから
夜中の1:30にパリ=シャルル・ド・ゴール空港へ出発です。

淡い色2色使いのイルミネーション、LEDにしてはかなりきれいだった!


搭乗エリアで母子で「リオだ!」と大はしゃぎ。
家でお留守番の我が家の愛猫=リオに表情がそっくりな、カルティエの豹です。笑


こちらの豹はもう1匹の愛猫=プランシェにそっくり。笑


(ねこばか母子の戯言失礼。。笑)

搭乗口では可愛い金髪の坊やが飛行機をうっとりみつめていて、テンションアップ♪


それにしても、深夜1時半のフライトともなると、色々なことが変則的でした。
まず、最初の機内食が【お夜食】でした。わたしたちのフライトでは【おやき】。
飲み物は、JALといったらこれでしょう!の【スカイタイム】を頼みました。
その後で更に蒸しパンが配られて、すぐに消灯。

飛び立って何時間も経ってから、ちゃんとした食事が出ました。
これは【朝食】という位置づけかな?


こちら、わたしがオーダーした【洋】の食事。
提供は何と【Soup Stock Tokyo】です。
なるほど、ポタージュスープが美味しかった♪


こちらはハハがオーダーした【和】の食事。


ロングフライトに耐えるカラダに優しい食事を食べてから2時間ほどして、
予定より30分ほど早く、パリ時間5:45頃に、無事パリ=シャルル・ド・ゴール
空港に到着。

冬のヨーロッパのこと、もちろん空はまだ真っ暗です。

でも到着ロビーは既に人でごった返していて(しかもアフリカ系の人ばっかり。。
アフリカ便の到着する時間なのかな?)びっくりでした。



それにしても、空港についた瞬間から緊張が始まりました。
【至れり尽くせり】の日本と違い、フランスは説明が決して懇切丁寧とは言えない
お国柄。以前にも乗っているはずのロワシー・ビュス(パリ市内まで安価で移動
できるバスです)の乗り場をみつけたり切符を買ったり出発時刻を確認するだけで
一苦労。

日本では盛大な看板で【ようこそ日本へ】ってやると思うのですが、シャルル・ド・
ゴールにはこんなのしかありません。笑



それでもどうにかロワシー・ビュスに乗り込み、ゆっくりと太陽が昇る中、一路
パリ市内へ。

続きます。



薛 珠麗(せつ しゅれい Shurei Sit)
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# 6月のニューヨーク
1月に続いて、2011年2回めのニューヨークに来ている。
前回に引き続き、今回も仕事。

1月の時に記事にしたベセスダの噴水に、今回も訪れた。

前回は雪(NYは80年に一度の大雪に見舞われたのだ)に閉ざされていた
セントラル・パーク、今回は大変な賑わいだった。

犬、子供、ジョガーに観光客。
馬車や池に浮かぶボートに乗る人々、マットを拡げてピクニックに興じる人々。

1月とはあまりに景色が違ったので、2つの景色を並べてみたくなった。










写真の大きさやフレームの取り方がバラバラだが、場所はどれも一緒なはずだ。

ベセスダの天使にお願いをした。

夏のベセスダに会いに行くのがいわば夢だったのに、あっという間に、しかも
他力本願で叶ってしまった。
それは「もっと高い志を持て」という意味なのだと勝手に解釈して、新たな誓いを
彼女に聞いてもらった。

1月のニューヨークと6月のニューヨークについてはまた色々と書きたい。


薛 珠麗(せつ しゅれい)
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# ヴェネツィア追想
数年前、イタリアを一周した時に、偶然ヴェネツィアのカーニヴァルに遭遇した。
イタリア語で言うと、カルネヴァーレ。

この時はローマ→フィレンツェ→ヴェネツィア→ミラノと回ったのだが、
ホテルの手配をしようと旅行会社に第3希望まで出しても4都市とも全く予約が
取れず、すっかり往生していると、今度はその旅行予定期間中にある演劇賞の授賞式が
決まり(手掛けた作品が受賞対象になったのだ)悩んだ末に観念して旅行の日程を
1週間ずらしたら、何とホテルが4都市とも全てすんなりと第1候補で取れたのだった。
しかも、少し遅れて知ったのだが、旅行を後ろにずらしたことでヴェネツィアの
カーニヴァルの期間中にぶつかることとなったのだ。演劇の神さまが出逢わせて
くれた、としか言いようがない。

しかも、2ツ星か3ツ星がせいぜいの予算なのに、何と4つ星のホテルが取れた。
大運河沿い、かの最高級ホテル・ダニエリ‥‥の2軒となり、サンマルコ広場から
100メートルと離れていない、小さくて愛らしいホテル。
ヴェネツィア名物の水上バス=ヴァポレット(ヴェネツィアには自動車が1台も
走っていない、いや走れない)をサンマルコ広場で降りると、街中が華麗な扮装を
した人々で溢れ返り、浮かれ騒いでいた。

ひとり旅なので、誰にも遠慮も照れも必要ない!チェックインしつつコンシェルジュで
貸し衣装屋を紹介してもらい、荷物を部屋に置くのももどかしく、衣裳選びに飛んで
いった。

貸し衣裳屋はフランスのマダムで、カルネヴァーレの期間だけヴェネツィアの
ホテルのホールに出張して営業している、ということだった。
ホールの入り口に飾ってあるこのマネキンを見ただけでテンション沸騰!



対応してくれた女性は、『オペラ座の怪人』のクリスティーヌがしたような、
ロココの男装!素敵!!
写真に写っているのは、わたしと同じお店で衣裳を決めた年配カップル。



わたしは1860年代のクリノリン辺りのデザイン及びシルエットで、色は黒を
指定した。理由は簡単、広がったドレスが着たかったから。でもお店の女性が薦めて
くるのはモダンなデザインのものばかり。コスチュームものの舞台をいくつかやって
その辺には詳しいので、色々こだわって探したが、結局ずいぶんとモダンなデザインの
衣裳になってしまった。思えば、このお店のマダムはロココの衣裳が得意だった
のかもしれない。でもロココを着こなす自信もなかったし、結局自分に着こなせそうな
ドレスに落ち着いた。



ずいぶん冴えない表情をしているなぁ。

金のスパンコールの飾りがついた、黒タフタのドレス。ボレロと巾着バッグがお揃いで
ついている。ドレスに合わせて黒のフード付きマントと、ヴェネツィアのカルネヴァーレ
伝統の形の黒の帽子も借りた。ここまでがレンタルで、シンプルなゴールドの仮面は
買い取りだった。

この姿で、ヴェネツィアン・バロックの町並みの中、石畳を踏んで歩いたのである。
半径60センチくらいの幅をとりながら、衣擦れの音をさせて、運河にかかる橋を
渡る時はスカートを軽く摘んで裾を持ち上げる。

街はこんな景色。




当然、運河にはゴンドラ。



扮装姿で乗る人も当然、いた。それはやらなかったけど、やるべきだった。。



扮装のまま、サンマルコ広場にある伝統的なカフェ、カッフェ・クアドリへ。



後ろにかけてある絵画の中でかぶっているのが伝統的なヴェネツィアのカルネヴァーレの
帽子。わたしもかぶっているのと同じだ。

三銃士っぽい人がとにかくたくさん。



さしずめポルトスとアラミスか(笑)



このフランス人カップルが、一番シックで素敵だった。

ドレスが24時間レンタルだったので、翌日もドレスで繰り出した!

その前に、ドレス姿では観光も買い物もままならないので、普段着に
マントだけ羽織って、まずは観光と買い物へ。



死神のように?マントをなびかせて歩くなんて、まさに幼き頃からの憧れ!
それともわたしだけ?(笑)

気が済むまで歩き回ってから、ホテルに戻ってお色直しをして、改めて
出かけた。サンマルコ広場周辺は、とにかくこの世のものとは思えない人々で
埋め尽くされていて、世界中から来た観光客のカメラに収まっていた。
わたしもその中へ!





扮装に徹底した人々は顔を仮面で覆い、髪や肌も衣裳で隠し、言葉を発さず
ジェスチャーだけで意思表示をする。人種も性別もわからない、謎めいた人々。
中には衣裳の中にスピーカーを仕込み、オペラのアリアを流す人も。

わたしはその中で、かなりカジュアルな感じだったが、それでも、
たくさんのマスケリーナ(扮装をする人々はこう呼ばれていた)と
写真を申し込まれた。性別はわからないけど、とにかくお姫さまにするように
恭しく扱ってくれる。そうしていると、世界中から来た観光客からカメラを
向けられる。芝居じみたポーズなども、マスケリーナにエスコートされるままに
とってみたり。




わたしは顔が判別できる仮面だったので、たくさんの日本人観光客に声を
かけられた。皆さん「いいなぁ」と言いつつ、「貸し衣装屋で簡単に借りられ
ますよ」と教えても生返事。つまらないなぁ、日本人。

最後に、サンマルコ広場にあるヴェネツィア最古のカフェ、カッフェ・
フローリアンに出かけた。



24時間が過ぎれば解けてしまう、シンデレラの魔法のような時間だった。
同じ阿呆なら踊らにゃソンソン、である。


薛 珠麗(せつ しゅれい)
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